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【睡眠コンサルタントコラム】保育園入園前のねんね準備♪おさえておきたい事前準備5つ

【睡眠コンサルタントコラム】保育園入園前のねんね準備♪おさえておきたい事前準備5つ

 【睡眠コンサルタントコラム】保育園入園前のねんね準備♪おさえておきたい事前準備5つ

 
乳幼児睡眠コンサルタント『ねんねのかな』様とのコラボ企画。
最初のコラムは、保育園の入園準備をされているママさんに読んでほしい内容です。入園前のねんねの準備について、おさえておきたい事前準備を睡眠コンサルタントの三橋かなさんに5つのポイントとしてまとめていただいたのでぜひご覧ください。

 

はじめに

保育園の入園決定、おめでとうございます!嬉しいような、不安が強いような‥ママは仕事復帰や入園の準備で、気持ちが焦りだす頃ですね。そこで気になるのが、わが子の入園前・入園後で生活のスケジュールが全く違うこと。

実は春先にかけて【スケジュールが今の生活と全く違うこと】で、わが子に負担はないのか?夜泣きにつながらないか?と、ご相談が多くなる時期なんです。今回は、ママも安心して仕事復帰ができ、お子さんにも負担の少ない"ねんねの事前準備ポイント”を5つご紹介します。

 

保育園の入園前に知っておきたいこと

入園前に知っておきたいことを紹介している



前提として、今までずっと一緒だったママのそばを離れ、新しい環境、新しい人に囲まれ、今までとは違うスケジュールで1日を過ごすということは、非常に刺激的で、疲れもたまりやすいです。上記の理由から、睡眠トラブルや夜泣きは起こりやすいと言えます。

ただ、今からできる事前対策はあります。入園・仕事復帰後も、親子ともに睡眠をしっかりとれる状態をキープしつつ、新しい生活のスタートを切りましょう。

 

 

入園前"おさえておきたい”ねんねの事前準備5つ

 保育園入園前のねんね準備を紹介している


事前準備1 “保育園は楽しいところ”の安心感を

ママの緊張や不安は、わが子に伝わるものです。保育園の準備をしている時も、「○○ちゃん、保育園に行けていいね。ママも嬉しいな」とニコニコ伝え続けましょう。持ち物を今回の入園に合わせて新調される方も多いと思いますが、準備物にも、たくさん触れさせてあげ、自宅のにおいをつけておくことも大事です。特に、保育園用のお昼寝布団やパジャマを買ったら、自宅でしっかり使っておきましょう。

また、近所の保育園であれば園の周りをお散歩してみることや、園庭開放があれば参加して、先生や保育園のお兄さんお姉さんに囲まれる経験をしておくのもよいでしょう。

事前準備2 入園後の起床時間にしていく

もし現在の起床時間と、保育園入園後の起床時間に大きなズレがある場合は、入園1ヵ月ほど前から、徐々に起床時間を前倒しにする意識をしてみましょう。

また、起床時間に1~2時間差がある場合は身体の負担を考えて、1週間に15~30分くらい起床時間を前倒しできるようにしてみましょう。

起床時間の調整に加えて、その時間にしっかりと保育園まで出かけてみる事も大切です。なぜなら、通勤ラッシュや交通渋滞という外部の要因で、実はもっと早く起きないと保育園・仕事に間に合わなかった、ということも発生するからです。

 

事前準備3 入園前まで今のスケジュール・環境でOK

ママからよくいただくご相談として「保育園では、お昼寝が1回しかないから、今からお昼寝1回に移行したほうがいいか」「今は真っ暗なお部屋で寝ているが、園でのお昼寝が明るいので、今から明るいお部屋で寝かせたほうがいいか」といった内容があります。これらに関しては、現状夜泣きもなくしっかりと寝られているのであれば、そのリズム・その寝方がお子さん本人には合っているので、無理にスケジュールを変えなくて良いです。

必要なのは、その子が睡眠トラブルや夜泣きにつながらないための、入園後の臨機応変さです。すでに夕寝が必要ないと言われる月齢のお子さんでも、保育園お迎え後、疲れがみえる・眠たそうなら夕寝や仮眠タイムをとることで、夜泣き予防につながります。

特に、入園したての頃は、うまくお昼寝ができない子が多いので、”夕方に30分~1時間程度、寝かせる”という選択肢を持っておきましょう。(夕方にしっかり寝すぎてしまうと、就寝がずれたり、寝られなくなる可能性もあるので注意が必要です。)

また、園でのお昼寝も真っ暗よりは明るさはありますが、それでもカーテンや扉は締まり、薄暗くなります。集団心理も働き、徐々に明るくても”保育園ではこの寝方なんだ”と覚えていくので、安心してくださいね。


事前準備4 ねんねルーティーンの定着

ねんねルーティンとは「毎日同じ行動を同じ順番で繰り返す行動」のことで、入眠儀式とも言われています。このねんねルーティーンは、寝る前のリラックスにつながり、寝つきがよくなる、夜中の起きる回数が少なくなると、医学研究でも証明されています。この”いつものルーティーン”で、安心して眠れるようになりますので、ルーティーンがない方はぜひ今日から始めてみましょう。

<参考例>

お風呂→スキンケア→授乳・ミルク→絵本(毎日同じでもOK)→スキンシップ→おやすみ

※お風呂から上がって、就寝までが約45~60分になるのが目標

 

事前準備5 今、夜泣きしているなら…改善を

もし夜泣き・睡眠トラブルがあるのであれば、夜泣き改善をしてから保育園入園をおすすめします。

入園後はスケジュールも変わるし、今ねんねを整えてもしょうがないと思われる方もおられるかもしれませんが、夜泣きを解決する過程で、

① 今のお子さんにあったスケジュールがわかる=入園後もこの軸ができていると臨機応変に対応しやすい。
② 自分で寝る力が高まる=入園後に多少の夜泣きがあっても、自分で寝に戻っていける。
③ ママも冷静に対応できる力を身に着けている状態である。
など良いことしかありません。

仕事復帰後は、今以上にママも心に余裕がなくなります。育休中、お休み中の今だからこそ、しっかりとねんねを整えておきましょう。

 

この記事の監修・執筆

睡眠コンサルタントの三橋かな様を紹介している


赤ちゃんのねんねアドバイザー『ねんねブーケ』様

三橋かなさん
国立大学教育学部を卒業後、ラジオDJを経て、アナウンサーとしてテレビ局に入局。情報番組や生放送、選挙番組などを担当。地域に密着した取材やディレクションも行い、地域の魅力を様々な角度から発信していたが、結婚後退職。

2015年長女出産・2018年長男出産。長男のねんねトラブルに約4年悩み続け、乳幼児の睡眠を猛勉強。"夜泣きは科学的根拠に基づいて改善できる"ということに衝撃を受け、日本で夜泣きに悩むママを一人でも少なくしていきたいと、活動の場を広げている。

小中高校教員免許や離乳食資格を保持し、心の発達や気質・栄養面についても合わせてアドバイスを行う、トータルアドバイスが好評。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

生まれてくる赤ちゃんが心地よく眠れるためにも、そして新しい家族を迎えるママとパパが安心して出産準備を進めるためにも、これからも正しい情報を取り入れていきたいですね。

次回もお楽しみに。